国際理解教育

目次

海外研修

毎年3月に行われ、2週間アメリカの高校で授業に参加しながらホームステイを体験します。
毎年約20名が参加し、それぞれホストファミリーとの交流から、他では得られない充実した時間を体験しています。

イングリッシュ・キャンプ

夏休みに一泊し、たくさんのALTとともに英語だけで過ごすプログラムです。
参加者からは、ALTの先生たちとフレンドリーに話ができると、毎年大好評です。
国際コースの生徒に限らず、希望者が参加できます。

R3年度 English Camp
8月19日、20日の2日間、県内のALTや国際交流員、合計10名を講師に、本校でEnglish Campを行いました。10教室と体育館を使用し、感染対策をとって実施しました。
少人数のグループに分かれて、それぞれの先生が準備してくださった様々なワークショップに参加したり、ドラマコンテストで一緒に英語劇を作ってステージで演じたりしました。

以下は生徒の感想の抜粋です。

それぞれのレッスン内容が全然違ったものだったので、楽しんで参加することができた。また、劇では英語の台詞を考えたり、英語で話したりするのが難しかったけど、小道具を作ったりもして楽しめた。協力して行うことができて良かった。

ALTの先生方は優しくて、わからない単語や文があったら教えてくれたり、頑張って日本語で説明してくれたりした。おかげで、100%以上の満足感を得ることができた。

劇をするときのALTの先生がとても面白くて良かったです。いろいろなアドバイスをもらい、うまく劇が進みました。楽しく緊張感もあって様々な経験ができました。本当に来て良かったと思いました。

サンディギート高校との交流

今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、例年のサンディギート高校の本校への訪問ができませんでした。
定期的にオンライン交流を続けていますが、夏休みの8月2日~8月5日の4日間、9:00~12:00の3時間ずつ、Zoomで集中オンライン交流を行いました。本校からは1年生14名、2年生8名の合計22名が参加しました。

交流内容は、お互いの高校の紹介や、小グループに分かれて、地域の紹介、SDGsについての学習内容の共有とディスカッション、エシカルな消費についてのディスカッション、ダンスなど盛りだくさんでした。特に、サンディギートの高校生と一緒に、話し合った内容のスライドを共同編集して発表する活動は、協力して一つの発表を作り上げる良い経験となりました。

今後も交流を続けて行くことを再度約束しました。

サンディギート高校来校

毎年春に本校生徒が訪問している米国サンディギート高校(SDA)ですが、SDAからも夏に生徒が来校します。ホームステイをしながら、授業や様々な日本文化体験、バス遠足などを共にすることで絆を深めています。

台湾との交流

平成28年度より、無料テレビ電話スカイプを使って台湾の文山高中の高校生と交流をしています。富山県立大学、清水義彦准教授の「ICTを活用した海外交流モデル」の一環として、2年の「異文化理解」の授業で行っています。

令和2年度の様子

日本(本校)での様子

台湾での様子

国際理解のための講演会

7月7日に外務省「高校講座」をオンラインで国際コース対象に実施しました。
在メルボルン日本国総領事館副領事の石田嵩人さんが「Diplomacy (外交)という仕事 ~人生を変えた海外挑戦~」と題して、メルボルンからオンラインで講演してくださいました。
ご自身が駐在されたアメリカやザンビアでの経験や、外交官に求められる資質、個性を大切にすることの重要性など心に響くメッセージをたくさんいただきました。
公演後の座談会は、修了時間になっても質疑応答が続き、たいへん有意義なものになりました。

以下は、生徒の感想の抜粋です。

コロナの影響で国内で働く思考になってしまいがちでしたが、外国で働くことのリアルを知ることができ、海外で働きたいとかつて思っていた気持ちが再び沸き起こってきました。(3年抜粋)

今回の講演で始めて知ったことがたくさんあったし、自分の中で将来の道がちょっとだけ開けたような気がしました。(中略)今回の講演前までの自分は「自分には絶対に出来ない。」と勝手に夢を諦めている状態でした。でも、石田さんの話を聞いて、何にでもトライすることで自分の本当にやりたいことを実現することができるということを学びました。(3年抜粋)

一面的な考えで判断せず、本当は違うのではないかという、多角的な視点で判断することが大切だという言葉が印象に残っている。(2年抜粋)

富山大学教職大学院で「Authentic Material(ネイティブスピーカー向けのコンテンツ)を活用した授業実践」について研究しておられる院生、金本英朗氏を講師にお招きし、R2年度「国際理解のための講演会」が行われました。
“It’s Worth It”と題した講演では、英語を楽しみながら、効果的に学習する方法や海外での仕事の経験から感じておられることなどを、生徒とのやりとりを通して伝えていただきました。

食文化交流会

富山在住の外国出身者に自国の料理を紹介してもらい、その国の食文化を学びます。
近年は、中華料理やフランス料理で交流を行いました。日本でなじみのあるものから普段口にする機会がない珍しい料理まで、参加者皆で調理し、味わいます。

国際理解セミナー

毎年12月に行われ、3つのセミナーから学びます。
取り扱われるテーマは国際情勢に関する問題から国際協力についてなど、様々です。